02 Feb シンポジウム 2020-21 “People and Places”
〜アートスペースとそこに関わる人たち –
スペースを持つ、持たない、それぞれの活動について〜
Art Initiative Okinawa(AIO)は、沖縄県内でのアートセンター設立を目指し、アートプロジェクトの企画や運営、情報交換や相談窓口として、一定の活動拠点を持たずに2020年3月末から活動を開始。
今年度は、コロナウィルス感染拡大防止によってリモートワークが主流になったこともあり、オンラインのトークイベントやオフラインの野外イベントなどの、ネットワークづくり、ダイアローグづくり、プラットフォームづくりを実践してきた。この一年間の活動を振り返るシンポジウムを開催し、県内のアートスペースやそこにまつわる人々から、それぞれの課題や展望、AIOやその他の機関との連携について話しを伺う。
シンポジウムではキャンプタルガニーをメイン会場に、その他数カ所をサテライト会場として、実際に訪れることのできるオフライン参加(各会場10名以下)と、オンラインでご自身のパソコンやスマホからの参加を可能にした。また、各会場とリアルタイムで中継、もしくは事前に撮影したスペースの映像を紹介。その上で、一定の拠点を持つことのメリットやデメリット、個人や団体として活動することの違いなどをこれまでアートセンターやアートプロジェクトの事務局に関わった方たちと共に掘り下げていく。
県内外のアート関係者の横繋がりを強化し、刺激し合い、支え合う関係性を構築することで、将来的には各会場を繋げた「Art Week」の開催などを目指し、ネットワークを発展させていきたいと考える。このシンポジウムがきっかけとなり、主体性や自主性を伴う芸術活動へと広がりをみせ、世代やジャンルを超えて話し合う場として開催。
日 時:2021年2月20日(土)15:00〜18:00(180分)
内 容:
第一部
1. 挨拶、イントロダクション
2. AIOの活動について
3. キャンプタルガニー「世界一小さな現代美術館」について(大田和人さん)
4. 沖縄・台湾現代美術交流展について(水谷篤司さん)
第二部
5. 県内のアートスペースやアート関係者の紹介(アーケイド 平岡昌也さん、sksk石垣克子さん、旧若松薬品 平良亜弥さん・津波博美さん、YAKENA 1129 児玉美咲さん)
第三部
6. アートセンターやアートプロジェクトの事務局経験者によるクロストーク(旧ocac、tomari 丹治りえさん、OCV 秋友かんなさん)
7. 全体でのオープンディスカッション
8. まとめ
会 場:キャンプタルガニーアーティスティックファーム(糸満市)、アーケイド(沖縄市)、sksk(沖縄市)、旧若松薬品(那覇市)
ゲストコメンテーター:林 立騎さん(ドイツ)、嘉藤 笑子さん(東京)、久島 昌弘さん(沖繩)、照屋 勇賢さん(ドイツ)
方 法:Zoomオンラインミーティングと各会場参加のオフラインを併用
モデレーター:スプリー ティトゥス、内間 直子、比嘉 千穂、澁谷 夏恵